いずれ人がそうなるということ
小林麻央さんが亡くなりました。
闘病生活をブログに更新し続け、同じように病に苦しむ人に力を与えて居た人でしたね。
私もかつてがんで身内を見送ったことがあります。
海老蔵さんやお子さんは役者という、休めないお仕事をなさっているから亡くなった日もその次もそれを普段通りされています。
麻央さんもそれを望んでいるのだろうと思います。
私はそんなにできた人間ではないので、そんなことはできないだろうと思います。
もう二度と会うことも話すことも触れることもできないというのは相当に辛いことです。
亡くなった時に亡くなった事を受け止めて素直に感情を吐いておかないと後々もっと辛い。
亡くなる瞬間ですら、死ぬなんてこと、失うなんてこと考えもしなかった。
亡くなってその体が物質として冷めていくあの不思議な感覚は言葉では表せません。
私は喪主の代わりにいろんな手続きをやらなければならず、感情を出すことはあまりなかった。
でも追いすがって「行かないで」と泣けたなら、何も変わりはしないけど気持ちが少しは吐けたのかなと思ったりもします。
いろんな関係者が家に押し寄せて大変なんだろうなと思います。
今だからこそ近親者だけでそっとしておいてほしいなと思います。
お葬式で家を出されてしまったらもう・・・本当に辛いんです。
家族だけで最後の時を過ごさせてあげたいなと、遠い空の下で思います。